アメリカフウロの花

 アメリカフウロ(亜米利加風露)はフウロソウ科フウロソウ属の野草。アメリカフウロの葉はヨモギにそっくりで、花はゲンノショウコ(現の証拠)に似ています。でも、花の開花時期はアメリカフウロが春から夏、ゲンノショウコは夏から秋で区別できます。

 アメリカフウロは北アメリカ原産の1年草で、昭和初期に渡来し、本州から九州に帰化しています。草丈は40センチ程度にまで成長し、花は直径5ミリほど、五弁花で淡紅色~白色に近いものまであり、フウロソウの仲間では小さいほうです。アメリカフウロハクサンフウロゲンノショウコ、ベニバナゲンノショウコと同じフウロソウ科の植物で、湾岸地域でも公園や道端でよく見かけます。

*ところで、一字違いの「アメリカフウ(モミジバフウ、紅葉葉楓)」は北米原産の樹木で、日本には大正時代に渡来し、湾岸地域でも公園や街路に植えられています。