フヨウ属の草たち

 アオイ科フヨウ属のアメリカフヨウ、モミジアオイ、タイタンビカスは1日花、5弁花、そして、花の中心に多数の雄しべがあり、その先に雌しべが出ている草です。一方、ムクゲやフヨウはアオイ科フヨウ属の落葉樹です。フヨウ属はハイビスカスと呼ばれ、原種は約250種あり、1年草、2年草、多年草草本から低木、高木まで実に多種多様です。

 さて、アメリカフヨウは北アメリカが原産です。高さは1~2メートルになります。別名が「くさふよう(草芙蓉)」。6月から10月ごろ、上部の葉腋に大きな花をひとつずつ咲かせます。花色には、白色やピンク色、赤色、覆輪などがあります。最近は矮性の園芸種もあります(画像)。

 そのアメリカフヨウとモミジアオイとの交配種がタイタンビカスで、これも最近よく見るようになりました。

*画像はムクゲアメリカフヨウ、モミジアオイ、タイタンビカス