カリンの花と実

 「まず花が咲き、次に実がなる」ことを見事に示してくれるのがカリンの画像。花も実も特別美しかったり、美味しかったりということはないが、私の周りには意外に多く植えられていて、サルスベリに似て樹肌が滑らかなのが特徴である。今年はコロナの流行の中で花が咲き、実がなった。近縁種のマルメロは実もカリンによく似ている。マルメロは諏訪地方でたくさん栽培され、そこではカリンと呼ばれている。

 実は香りがよく、のどの薬として有名。「カリンポリフェノール」という成分を含んでいて、のどの炎症をしずめて風邪やぜんそくの咳を止め、たんを取る。コロナの咳止めに使われているかも知れない。実は固くて酸味が強く、ハチミツ漬けやジャム、果実酒などに用いられる。

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