カリンの開花時期は4月で、ちょうど今花が咲き出しているところです。カリンは千年以上前に日本に渡来し、実は香りがよく、のどの薬として有名です。「カリンポリフェノール」という成分を含んでいて、喉の炎症をしずめて、風邪やぜんそくの咳を止め、痰を取ります。
カリンはバラ科の落葉高木。花も実も特別美しかったり、美味しかったりということはないのですが、私の周りには意外に多く植えられていて、サルスベリに似て樹肌が滑らかなのが特徴です。
近縁種のマルメロは花も実もカリンによく似ています。マルメロの実の方が凹凸で、丸型なので区別できます。マルメロは諏訪地方でたくさん栽培され、そこでは何故かカリンと呼ばれています。