2026-06-14から1日間の記事一覧

三業惑乱と三葉勧学:正念寺の貢献(2)

<三葉勧学> 正念寺の「三葉勧学」(興隆・僧朗・慧麟の三代)が担った真宗学の中心内容は、三業惑乱後の本願寺派教学の再建であり、具体的には信心正因の再確認(親鸞教学の基礎の立て直し)、三業帰命批判と他力信心の体系化、『教行信証』を軸とした古義…

三業惑乱と三葉勧学:正念寺の貢献(1)

<三業惑乱> 浄土真宗を特徴づけるのが異端論争で、その一つである小児往生が可能か否かの論争が東本願寺派の新井の願生寺と高田の浄興寺の間で1685年に起こります。その結果、論争に敗れた願生寺の栄誓が追放され、新井掛所がつくられ、それが後に新井別院…

キクモモの赤い花と青い実

春には桜だけではなく、桃も花をつける。実も花も味わうのが欲張りな人の常である。キクモモ(菊桃)は花桃の一つで、名前は花弁が細長くキクに似ていることに由来。別名は「ゲンジグルマ(源氏車)」。濃い紅色の八重咲きである。ウメ、モモ、サクラが咲き…

ナツツバキを巡って

既に何度もナツツバキ(夏椿)について記してきた。その別名が「シャラノキ」で、多くの日本人はサラソウジュ(沙羅双樹、娑羅双樹)を連想するのではないか。サラソウジュはフタバガキ科サラノキ属の常緑高木。幹高は30mにも達し、春に白い花を咲かせ、ジャ…

リョウブの花

リョウブ(令法)は北海道南部から九州まで分布するリョウブ科の落葉樹。丘陵や山の尾根に自生するが、若葉が食用となり、飢饉に備えて植栽、貯蔵、採取を「令法(りょうぼう)」によって命じたことから、リョウブと名付けられたとされています。別名の「ハ…