メジロとボケ

 メジロはサクラの蜜も吸いに来るのですが、ボケの花の方が好きなようです。

 ボケ(木瓜、英語=Japanese quince)は中国原産で、日本には平安時代に渡来し、庭木として色んな園芸品種がつくられました。花言葉は「早熟な人」で、いち早く春を迎えるからかも知れません。

 一方、メジロ(目白)は目の周りが白いので、目白。英語もWhite-eyeで、オーストラリア英語ではSilver-eyeですから、目の印象が強いようです。双眼鏡で目をよく観察すると、目の周りの白い部分は白い絹糸で刺繍したような羽毛がびっしり生えています。ですから、漢字で「繍眼児」(児は可愛い、小さいの意)とも書かれます。日本では北海道・本州北部では夏鳥、本州中部より西南地方は留鳥として珍重されています。

*画像はボケとメジロで、最後のものはサクラの蕾とメジロです。