スカエボラの花

 スカエボラ(スケボラ)はオーストラリアを中心に130種があるクサトベラ科の亜熱帯性の多年草。半円状の扇のような花形からファンフラワー(fan-flower)、ハーフフラワー(half-flower)と呼ばれています。この花が出始めた頃、花の色がブルーだったことから、今でもブルーファンフラワーと呼ばれることがあります。今では画像のように、様々な色があり、不適切な名前になってしまいました。現在ではピンク花・白花などの園芸品種も多く、「スカエボラ」や「スケボラ」の名で店頭に並ぶことが多いようです。

 草丈が低く、横に広がるように茂るため、花壇の前景に使われます。霜で枯れるため、日本では多くの地域で一年草として育てます。最近は高温に強い品種が作られて、品種の選び方や管理の仕方で春から秋まで開花を楽しむことができます。