ブドウ(葡萄)の実

 東京の湾岸地域にはあちこちに緑道公園ができ、散歩を楽しむことができ、老人の私にはとてもいい運動になります。そんな緑道公園の中に100mほどしかない小さな散歩道があり、そこに立派な葡萄棚があります。いつもこの季節になると、その棚には多くのブドウの房がつき、歩きながらブドウの実を愛でることができます。

 ブドウは温帯の農作物で、平均気温が10度から20度程度の地域が栽培に適する。ヨーロッパブドウは一般に乾燥を好み、アメリカブドウは湿潤にも強い。ペルシャ地方が原産で、日本には中国から渡来。つる性でどんどん伸び、その実は8月頃から熟し、食用やジャム、ジュース、ワインになります。ブドウの棚作りは日本独特の栽培法で、ヨーロッパでは垣根作りが一般的。世界的にはブドウの70%はワインとして利用されています。

 私はワインが大好きなのですが、散歩の途中では熟れたブドウより、画像のような青く若いブドウの実の方が好きで、人間は何とも身勝手なものだと自嘲気味になるのです。