マメアサガオは1955年に東京近郊での帰化が報告され、現在では関東地方以西で道ばたなどに見られるそうだが、私は今まで見たことがなかった。前回、そのように述べたが、その小さな花の横に別のアサガオがあった。花はマメアサガオの2倍以上あるが、それでも随分小さく、普通のアサガオの半分ほどしかない。ソライロアサガオ(空色朝顔)の花の色に似ていて、葉も同じ心形である。その名前はマルバアメリカアサガオ。
北米原産の蔓性一年草。アメリカアサガオの変種で、アメリカアサガオ同様に家畜用飼料に混じって日本へ入って来たものと考えられる。農地周辺で帰化し、雑草のようにして生えてくるため「野生のアサガオ」などと呼ばれることもある。花の色はノアサガオとソライロアサガオの中間で、見応えがある。