マルバルコウとモミジバルコウの花

 マルバルコウは「マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)」とも呼ばれる。ルコウアサガオ、ツタノハルコウなどが別名。野の花にはなかなか見られない朱赤色の花で、同じ北米原産のヒルガオルコウソウによく似ていて、葉が丸いことから「マルバルコウソウ」。「縷紅草」の「縷」は糸を意味し、ルコウソウの方は細い糸のような葉をしている。2㎝にも満たない小さな5角形の花を早朝に開き、昼過ぎには萎む。

 「マルバルコウ」の和名はルコウソウの仲間で葉が丸いことに由来するが、多くの似た名前が連なる。列挙してみるなら、ルコウソウマルバルコウソウ、モミジルコウソウ、ツタノハルコウ、ハゴロモルコウソウ、キバナルコウソウ、ホソバルコウソウ、ウチワルコウソウ等々。

 ルコウソウの葉は丸葉ではなく、細く切れ込んだ独特の葉。支柱に巻き付いてこの葉を広げる姿が涼しげで、園芸植物としても人気がある。さらに、今は園芸用のモミジバルコウ(別名ハゴロモルコウ)が多く流通している。まとめると、

ルコウソウ:観賞用のものが野生化したが、逸出は稀、

・モミジバルコウ:マルバルコウルコウソウの交配による園芸種(命名牧野富太郎)、

マルバルコウ:江戸時代の渡来(画像)、

・ツタノハルコウ:日本では1988年に神奈川県で採集、

などがある。

*画像はマルバルコウとモミジバルコウ(最後の二枚)