不思議な光景の際たるものは何が「不思議」かが判明しないが、不思議さを醸し出しているような光景で、曖昧な不思議さが不思議であることを増幅している。明らかに変だとわかる不思議さが単純な不思議さだとすれば、漏れ出ている、沁み出しているような不思議さに人は奥行きを感じ、さらに、人を考え込ませる不思議さを持っているようだ。
画像の中の対象はそれだけみれば何の変哲もないものだが、組み合わされて光景、風景となると、奇妙とまではいかないが、健全ではないような気分になり、それによって、多くの人は不思議さを感じるのではないだろうか。そして、それが好奇心を引き起こすことにつながるようだ。
*最初の画像:わかりやすい不思議さ
二番目の画像:気づくのが少々厄介な不思議さ
三番目の画像:何が不思議か考えさせられる