私的な真、善、美

 対象を一つだけ知覚すると、私は大抵美や醜を直感する。それは、花だけ、昆虫だけが端的に知覚される場合。

 そこに花と昆虫が組み合わされると、美だけでなく真が気になり出すのが私。例えば、二つの対象にはどんな関係があるのか無性に知りたくなる。

 そして、それを見ている私も意識されると、見たものをどのように扱うかが問題になり、終には私の態度が顔を出すことになる。

 こうして、対象を眼前にして、美、真、そして善の順番で私の関心が広がり、展開されていく。

*画像は美、真、善の順に各二枚