ハマユウの花

 既に記したハマユウ(浜木綿)はヒガンバナ科多年草。名前は花がコウゾなどの樹皮を細く裂いて作った繊維から作った布と似ていて、神事でその白い布をゆう(ゆふ)と呼ぶことに由来。開花時期は7月~9月。ハマユウインドネシアスマトラ原産で、花は夜中に満開になり、芳香でスズメガを呼び寄せる虫媒花。

ヒガンバナ科のアフリカハマユウ(阿弗利加浜木綿)は南アフリカ原産。花茎を伸ばし、白いユリのような花を多数咲かせます。やはり夜満開になり、芳香のある虫媒花。アフリカハマユウはかつて「インドハマユウ」と呼ばれていましたが、南アフリカ原産ということから、「アフリカハマユウ」となりました。花はユリやアマリリスとよく似ています(最後の画像がアフリカハマユウの花)。