セイヨウアブラナ

 セイヨウアブラナは、アブラナ科アブラナ属の植物。食用油の原料として、世界中で広く栽培されている。英語では、白菜等の仲間である近縁種Braasica rapaに由来する語rapeと表記されてきたが、近年はキャノーラ品種を意味する語canolaがセイヨウアブラナ全体を指す語として用いられている。日本在来種のアブラナとは別種で、染色体の数がアブラナの10対に対し、19対ある。
 私たちが「菜の花」と呼ぶのはアブラナが美しい花をつけたときの状態。アブラナは、日本では古くから野菜として、また油を採取するために栽培されてきた作物で、その成長過程に応じて名前が変わる。
・若い葉を食用とするとき→アオナ
・花をつけているとき→ナノハナ
花のあとに種子ができたとき→ナタネ
 アブラナは食用、鑑賞用、灯油の原料として、昔から日本人の生活に密着していた。現在栽培されているものはセイヨウアブラナで、かつて栽培されていた在来種とは種類が異なる。画像は既に咲いているセイヨウアブラナ

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