秋のロボウガラシ

 ロボウガラシはアブラナ科エダウチナズナ属の多年草で、ヨーロッパ、西アジア原産。ロボウガラシ(路傍枯らし)はその名の通り、路傍で見られる帰化種。同じアブラナ科の「ルッコラ」に似ていて、味もゴマのような香りで、辛みや苦みがある。葉を潰すと特有の芳香があり、サラダリーフとして世界中で栽培され、イタリア料理によく使われる。

 ロボウガラシの別名はカラクサハタザオ(唐草旗竿)、セルバチコなど。花期は春〜秋で、既に5月末にその花を記している。

*ロボウガラシ(路傍枯らし)の名前は「ヤブガラシ(藪枯らし)」にそっくりで、繁殖力が強く、周りの植物を枯らしてしまうことから。