ミツバオオハンゴンソウ(三葉大反魂草)の花

 ミツバオオハンゴンソウオオハンゴンソウ、一昨日記したアラゲハンゴンソウと同様、明治から大正期に渡来した北アメリカ原産の帰化植物です。学名ルドベキア・タカオ(Rudbeckia triloba ‘Takao’)は北アメリカ原産のキク科オオハンゴンソウ属の二年草、あるいは多年草で、和名の「三葉」は根元の葉が3裂することから(画像)。妙高高原のいもり池周辺や笹ヶ峰に見られるオオハンゴンソウ特定外来生物に指定されていますが、ミツバオオハンゴンソウは防除の対象ではありません。でも、外来生物には変わりありません。今日では、すべてのオオハンゴンソウ属の植物は、外来生物法によって外国から輸入する場合「種類名証明書の添付が必要な生物」とされています。

 オオハンゴンソウ属の園芸品種はルドベキアと呼ばれ、多くの園芸品種が作り出されています。ミツバオオハンゴンソウもそのルドベキアの仲間で、花期は5-10月です。

オオキンケイギクもキク科の植物で、画像のように黄色い花を咲かせます。北アメリカ原産の宿根草で、日本では1880年代に入ってきましたが、外来種として野外に定着して問題となり、現在は栽培が禁止されています。池の平や笹ヶ峰で繁殖しているオオハンゴンソウと同じように繁殖力が旺盛で、健康優良児。オオハンゴンソウと同様に「特定外来生物」に指定され、「指定暴力団」のような扱いとなっています。

オオキンケイギク