オオハンゴンソウの仲間

 オオハンゴンソウといえば、池の平や笹ヶ峰では嫌われものの外来種です。その仲間の園芸種がルドベキア・タカオで、北アメリカ原産のキク科オオハンゴンソウ属の二年草、または短命な多年草です。別名はミツバオオハンゴンソウ(三つ葉大反魂草)、オオミツバハンゴンソウ(大三葉反魂草)。

 分布域はカナダから北アメリカ各州に広がっていて、森の小川沿い、茂み、岩の多い斜面や道端などに自生しています。ルドベキア・タカオの花期は7月~10月で、湾岸地域でも今咲いています。

 花期になると、多数分枝した茎の頂部に頭状花を1輪咲かせます。頭状花は、中心部分の小さな筒状花と、花弁のように見える舌状花からなる集合花で、径3~4㎝の大きさです。頭状花は黄色い舌状花が8~15個、茶色い筒状花が150~300個で形成されています(画像)。キク科の植物は、多数の花が集合して、花としての機能を分担し合っています。

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