2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アセビの花

アセビ(馬酔木、梫木)は、ツツジ科アセビ属の常緑低木。日本に自生し、湾岸地域でも公園や庭に観賞用に植えられている。別名はあしび、あせぼ。開花時期は、 3月から4月中旬で、壷形の花をいっぱい咲かせる(画像)。花の色は、薄紅色、あるい白色。 枝葉…

ストロベリーキャンドル

3月に入り、シロツメクサ(クローバー)やムラサキツメクサが野原で目立ち出しているが、真っ赤な色のストロベリーキャンドル(別名がベニバナツメクサ(紅花詰草))を見つけた(画像)。花色が白でも紫でもなく、赤いのである。私はこれまでストロベリーキ…

松山高吉:神道からキリスト教へ

昨日松山高吉を通じて神道について述べました。その松山は越後糸魚川で弘化3(1847)年松山良輔の男として生れます。松山家は代々糸魚川藩の政治に参与し、漢学、国学、詩文などで世に知られていました。高吉も子供の頃から漢学、国学を修め、和歌を詠み、や…

ミツマタの花たち

ミツマタ(三椏)は落葉性の低木で、ジンチョウゲ科のミツマタ属。中国中南部、ヒマラヤ地方が原産地で、三つ叉(また)に分かれた枝の先に花を咲かせる。ミツマタはマンサクのように新葉が芽吹く前の枝先に花だけが開花する。うつむくように下を向いて咲く…

習合、混淆、あるいはSyncretism

宗教、哲学、倫理など、かつては習合した形態で扱われ、それは洋の東西を問わず似たようなものだった。神や仏が習合していただけでなく、知識や倫理も混淆していた。アリストテレスの哲学とキリスト教を習合したのがカトリック神学であり、宗教と学問、ある…

ハクモクレンの花

ハクモクレン(白木蓮)はモクレンの仲間で、文字通り白色の花をつける。私は子供の時からハクモクレンをモクレンと思い込んでいた。その「木蓮」という名前はハス(蓮)に似た花が咲く木という意味で、私の記憶の中では仏教と結びついていた。白い清楚な花…

オオアラセイトウの花

近くにオオアラセイトウ(大紫羅欄花)の群生があり、今花をつけている。オオアラセイトウはアブラナ科の越年草で、別名がムラサキハナナ(紫花菜)。発芽した状態で冬を越し春に開花する。菫色とも言える青みがかった紫色の花が可愛らしく、群生すると野原…

ミヤコグサ(エボシグサ)の花

今年もまたミヤコグサが咲き出した。ミヤコグサは日本の各地から中国・台湾・ヒマラヤにも生育する多年生植物。路傍や荒れ地に生育していて、花期は長く、春と秋に数多く花を開く。早春の今も花をつけている。近寄ってみると、つるりとした花は形も色もとて…

カンヒザクラの花

カンヒザクラ(寒緋桜)はバラ科サクラ属のサクラですが、意外と人気が高く、湾岸地域でもあちこちで花をつけています。 旧暦の正月頃に咲くことから「元日桜」とも呼ばれます。別名はヒカンザクラ(緋寒桜)、タイワンザクラ(台湾桜)、ヒザクラ(緋桜)な…

神社本庁

多くの方が「神社本庁」という名前を聞いたことがある筈です。神社本庁は、伊勢神宮を本宗とし、日本中の神社を包括する宗教法人で、「庁」が付いていますが、役所ではありません。神社本庁は宗教法人法に基づく私的な包括宗教法人の一つに過ぎません。神社…

ソラマメの花

3月1日に紹介したのが「エンドウの花」だった。そのエンドウの近くでソラマメ(蚕豆、空豆)の花も咲き出した。ソラマメはマメ科の一年草または越年草。地中海、西南アジアが原産地とされ、イスラエルの新石器時代の遺跡からも出土している。インゲンマメが…

ロドレイア へンリー「レッド ファンネル」

ロドレイアはマンサク科ロドレイア属の常緑小高木。別名は枝先に集まって咲く花の様子などからシャクナゲモドキ(石楠花擬)。また、ホンコンローズとも呼ばれる。ロドレイアの仲間は東南アジアから中国南部にかけて7種が分布する。 花色はピンクから濃紅色…

クロッカスの花

クロッカスは秋植えの球根植物。原産地はヨーロッパ南部や地中海沿岸から小アジア。晩秋に咲き、花を薬用やスパイスとして用いるサフランに対し、クロッカスは早春に咲き、観賞用として栽培されるため、春サフラン、花サフランなどと呼ばれる。球根は直径4cm…

オウバイの花

梅の花が散り出し、早春から春へと季節が移り出しているが、早春の花の代表の一つがオウバイ(黄梅)で、まだ咲いている。オウバイの中国語名は「迎春花」、英名は「ウィンター・ジャスミン」である。オウバイはモクセイ科の半蔓性の落葉低木で、原産地は中…

社格や寺格

神社に社格と呼ばれる身分、階級があったのは戦前までの話なのですが、「神宮」、「大社」という名称はそれだけで格式の高い神社であることを誇っているように見えます。戦後はそのような格式の区別あるいは差別はなくなり、民主的になった筈なのですが、私…

ムラサキウンラン(リナリア)

3月に入り、あちこちで花が目立ち出した。そんな中、花壇の端にリナリアが咲いている。ムラサキウンラン(紫海蘭)=リナリア=ヒメキンギョソウ(姫金魚草)はウンラン属で、リナリアとヒメキンギョソウは園芸名である。原産地は北アフリカ、スペインで、茎…

エンドウの花

団地の花壇の一角にエンドウの花が見える。エンドウはマメ科 エンドウ属の、耐寒性があるつる性の一年草。茎も葉もろう質に覆われるため、白っぽく見えます。葉は互生し、羽状複葉で先端の小葉が巻きひげに変化しています。上部の葉腋に、長さ2~5cmの二股に…