クロッカスの花

 クロッカスは秋植えの球根植物。原産地はヨーロッパ南部や地中海沿岸から小アジア。晩秋に咲き、花を薬用やスパイスとして用いるサフランに対し、クロッカスは早春に咲き、観賞用として栽培されるため、春サフラン、花サフランなどと呼ばれる。球根は直径4cmくらいの球茎で、細長く、花の終わった後によく伸びる。花はほとんど地上すれすれの所に咲き、黄色・白・薄紫・紅紫色・白に藤色の絞りなどがある。クロッカス(Crocus)はアヤメ科クロッカス属の総称で、最も古くから栽培されてきたのがサフランCrocus sativus)。昔はサフランが高級食材で、パエリアには欠かせない香辛料。

 その花サフランが今咲き出している。画像は紫と白の花だが、白いクロッカスの花言葉は「青春の喜び」。クロッカスの名前はギリシア語のクロケ(糸)に由来し、糸のような細長いめしべを持つ種があることによる。花は日差しを浴びて気温が高くなると開く。曇りの日や夕方以降は気温が低くなるので閉じる。

f:id:huukyou:20210304041758j:plain

f:id:huukyou:20210304041814j:plain

f:id:huukyou:20210304041839j:plain