団地の花壇の一角にエンドウの花が見える。エンドウはマメ科 エンドウ属の、耐寒性があるつる性の一年草。茎も葉もろう質に覆われるため、白っぽく見えます。葉は互生し、羽状複葉で先端の小葉が巻きひげに変化しています。上部の葉腋に、長さ2~5cmの二股に分かれる花茎を出し、花が二つつくことが多いようです。花は蝶形で、赤紫色または白色です。既に挙げたヤハズエンドウの花と比べてみてください(画像)。
エンドウは世界的に見るとムギと同じくらい古くから栽培されていますが、日本への本格的な導入は明治時代に入ってからです。エンドウの花は十分鑑賞に堪える美しい花で、しかも食用にもなります。
「エンドウ豆」には三つのタイプがあり、未熟の豆を食べる「グリーンピース」、未熟の莢を食べる「サヤエンドウ」、そして莢も豆も食べることができる「スナップエンドウ」です。