日曜の朝の土手にカラスノエンドウの花が咲き出し、春の兆しを演出しています。カラスノエンドウはマメ科ソラマメ属の植物で、日本のいたるところで見ることができます。繁殖力が強く、あちこちに自生していて、茎に巻きひげがあるのがカラスノエンドウの特徴です。
和名の「烏野豌豆(カラスノエンドウ)」は中国名の「野豌豆」から出たものです(つまり、「烏の豌豆」ではなく、「カラス野豌豆」)。標準和名は(ヤハズ野豌豆ではなく)矢筈豌豆(ヤハズエンドウ)で、小葉の形を矢筈(弓矢の弦を受ける部分)に見立てたものです。
カラスノエンドウは秋に発芽し、春になると60センチから120センチほどに生長し、花期は2月末から6月までと、随分長い間咲いています。