ヤハズエンドウ

 ヤハズエンドウは本州以南の日本各地に生育する一年生草本で、3月頃に花をつける。だが、湾岸地域では既に咲き始めている。何度か繁茂を繰り返し、芝生の斜面などにこんもりと生茂っていて、誇らしげに咲いた紫の花が陽の光を浴びている。ヤハズエンドウの和名は、小葉の先端がくぼんでおり、弓矢の弦を受ける部分(矢筈)に似ていることから付けられている。紫色の花の後には果実を付けるが、果実には5~10個の種子が入っており、熟すと黒色になる。

 ヤハズエンドウはユーラシアの暖温帯に広く分布する。カラスノエンドウとも呼ばれるが、ヤハズエンドウの和名は小葉の先端がくぼんでいて、弓矢の弦を受ける部分(矢筈)に似ていることからつけられている。白い花のものはシロバナヤハズエンドウ。

f:id:huukyou:20210208042552j:plain

f:id:huukyou:20210208042615j:plain

f:id:huukyou:20210208042631j:plain

f:id:huukyou:20210208042649j:plain