エンドウの花

 マメ科のエンドウ(Pisum sativumLathyrus oleraceus))は世界中で栽培され、私たちの重要な食用になっています。英語ではグリーンピース。エンドウ(豌豆)はエンドウマメとも呼ばれ、別名はノラマメ、サヤエンドウ、ヨサクマメ(年に四回も採れることから「四作豆」とも、空いた畑に作付けできることから「余作豆」とも)など。また、メンデルが遺伝の法則を見つけるのに使った植物としても有名です。

  エンドウは莢や若い豆を野菜として食べ、完熟した豆を雑穀として食べますが、蝶のような形の白や紅色の花をつけます(画像)。若莢はサヤエンドウ、莢中の若い豆はグリーンピースとして料理に使われ、完熟した豆は穀物となります。エダマメ(大豆)、ソラマメ(空豆)、インゲン(隠元)、 フジマメ(藤豆)、リョクトウ(緑豆)はいずれもエンドウの仲間です。