ハーデンベルギアの和名はヒトツバマメ。マメ科のハーデンベルギアの白い花は胡蝶蘭を小さくしたような愛嬌があり、連なるように穂になって多数咲く。花径は1cmくらいで、つる性の常緑低木。主に栽培されるのはビオラセア種。花色は紫が基本で、別名コマチフジは小さな藤のように見えるところからつけられた。ハーデンベルギアはオーストラリアで丈夫な庭園樹として広く栽培されている。
マメ科の花は沢山あるが、どこか似ている。似ている胡蝶蘭はラン科だが、エンドウ豆の仲間(最後の二枚の画像)、ハギ(萩)、ルピナス、そしてカラスノエンドウの花などはどれも似ている。先日挙げたエニシダ、ホオベニエニシダもマメ科で、よく似た形の花だった。マメ科の植物は沢山あり、食用から鑑賞用、そして雑草として実に様々に私たちと深い仲を保ち続けてきた。