ストロベリーキャンドル

 3月に入り、シロツメクサ(クローバー)やムラサキツメクサが野原で目立ち出しているが、真っ赤な色のストロベリーキャンドル(別名がベニバナツメクサ(紅花詰草))を見つけた(画像)。花色が白でも紫でもなく、赤いのである。私はこれまでストロベリーキャンドルを見たことがなく、老いての初見だった。

 シロツメクサムラサキツメクサは「シロツメグサ、ムラサキツメグサ」と発音したくなるが、どちらも濁らない。ムラサキツメクサの別名は「アカツメクサ」で、「赤クローバー」とも呼ばれる。「赤詰草」と「紅花詰草」とは何とも紛らわしい。「ストロベリーキャンドル」とは花がイチゴのような形で、蝋燭を灯したように咲くことからついた名前なのだが、実際の花姿はムラサキツメクサに似ているものが少なくない。

 ストロベリーキャンドルはヨーロッパ原産で、3、4月にかけて開花。日本には明治時代に牧草として移入された。いずれにしろ、このストロベリーキャンドル、もっとよく観察してみたい。

f:id:huukyou:20210312060751j:plain

ベニバナツメクサ

f:id:huukyou:20210312060850j:plain

ムラサキツメクサ