近くにオオアラセイトウ(大紫羅欄花)の群生があり、今花をつけている。オオアラセイトウはアブラナ科の越年草で、別名がムラサキハナナ(紫花菜)。発芽した状態で冬を越し春に開花する。菫色とも言える青みがかった紫色の花が可愛らしく、群生すると野原一面を紫に変える。春になると、河原や街中の空き地、道路脇など、身近なところで出会える花の一つ。ハナダイコンと呼ばれることもあるが、別の種にも同名のものがあり、紛らわしい。
原産地は中国で、ヨーロッパ南部に帰化しているが、日本には江戸時代に輸入され、栽培されたものが野生化している。開花時期は3月から5月末頃まで、確かに花は大根や菫に似て、紫色の4弁花。