ハルジオン(春紫菀)は同類のヒメジョオン(姫女菀)とよく似ています。そのハルジオンの花が道端や空き地などに咲き誇っています。ハルジオンは大正時代に渡来し、日本各地に帰化し、ヒメジョオンと並んで日本の風景をつくる基本要素になってきました。
ハルジオンによく似た花をつけるのがヒメジョオン。二つの見分け方として一番有名なのが、茎の中身が空洞か、中身が詰まっているかで、空洞の方がハルジオン。花の時期が早いのがハルジオンで、これから咲こうとしているのがヒメジョオン。
花をつけたハルジオンには様々な小動物が集まってきます。既に、交尾中のヒメナガカメムシやヒメマルカツオブシムシについて記しました。その他にも、コハナバチ、ヒラタアブなどを見ることができます(画像)。兎に角、今はハルジオンの天下で、湾岸地域のハルジオンの花は白、そして薄いピンク色で占められています。
ハルジオンが終わった後はよく似たヒメジョオンが咲き誇り、春から夏にかけての草地は昆虫たちの大活躍の場となります。ハナムグリ類やハナアブ類、チョウの仲間や小さなハチなどいったいどのくらいの種類がきているのかわからないほどです。