セイヨウヒイラギの赤い実

 ヒイラギモチはヒイラギとモチノキが一緒になった名前だが、別名はヤバネヒイラギモチ、セイヨウヒイラギ。セイヨウヒイラギは魔力があると信じられていて、クリスマスの飾り付けに用いられる。アメリカではアメリカヒイラギが使われる。

 一方、日本のヒイラギ(柊)はモクセイ科モクセイ属で、やはり神の力が宿る「神聖な木」とされ、邪鬼祓いや魔除けのおまじないに使われてきた。棘のある葉に目を刺されて鬼が退散した説話が邪鬼祓いの由来。ヒイラギはモチノキ科ではなく、モクセイ科。

 ヒイラギ(柊)は葉の縁がノコギリの歯のようにギザギザしているのが特徴の常緑高木。耐寒性があり丈夫な樹木で、湾岸地域でも公園や庭の植栽として人気がある。一方、セイヨウヒイラギは常緑の葉が永遠、赤い実はキリストの血を象徴しているという理由で、クリスマスに飾られるようになった。

 ヒイラギとセイヨウヒイラギは葉の形こそ似ているが、開花と結実の季節が全然違う。クリスマスの時期に赤い実をつけているのがセイヨウヒイラギ、白い花を咲かせているのがヒイラギ(最後の画像)。