ヒメイチゴノキの実

 果物のイチゴのような実をつけることからイチゴノキで、英語名はストロベリーツリーです。ツツジ科イチゴノキ属の植物は14種ありヨーロッパと北アメリカに分布しています。イチゴノキの原産地は地中海沿岸でアフリカ側はモロッコアルジェリア、西側はスペイン、ポルトガル、東側はトルコ、シリアに分布しています。

 イチゴノキは高さ10mくらいまで育ち濃い緑色の厚い葉を持つ常緑樹で壺形の白い花をつけ、赤いイチゴのような実をつける低木です。11月20日にヒメイチゴノキの花について述べました。ヒメイチゴノキは成長が遅く高さ3m位の背の低いコンパクトな樹形となり、イチゴノキの矮性品種でした。イチゴノキとヒメイチゴノキは木の大きさが違うだけで、花も実も変わりありません。

 その実は黄色から赤く熟して軟らかくなり、更に黒赤色になります。直径は1.2cm-2cmの球形で重さは3-5gで表面の小さなイボイボは高さ1mmくらいでした。果肉は黄色で、ねっとりとし、水気が少なく、味は甘く、食感はヤマボウシの実に似ています。

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