カリンの実

 カリン(花梨)は、バラ科のカリン属の落葉高木。春にカリンの花を紹介した。今は既に実が大きくなっている。その実はカリン酒などの原料になる。カリン属に近縁なのがマルメロで、その実もカリンによく似ているが、マルメロの方がややでこぼこで丸型なので区別できる。マルメロは諏訪地方で栽培されていて、そこではマルメロのことをカリンと呼んでいる。

 原産は中国、日本への伝来時期は不明。実は成熟すると楕円形で黄色になる。画像はまだ青い。実は香りがよく、喉の薬としても有名。中国では「杏一益、梨二益、カリン百益」と呼ばれている。

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