2022-12-28から1日間の記事一覧

二つの詩への老人性妄想

現代詩の夜明けと言われる『月に吠える』は萩原朔太郎の第一歌集。大正6(1917)年、感情詩社・白日社出版部共刊で、56編を収録。一方、「海ゆかば」は信時潔が昭和12(1937)年に作曲、歌詞は大伴家持の『万葉集』巻十八「賀陸奥国出金詔書歌」から抜粋。 …

スイセンの花、あるいは雪中花(華)

ヒガンバナ(彼岸花)科のスイセンの開花時期は12月中旬から4月末までと長く、湾岸地域でもあちこちでスイセンが花をつけ始めました。周りで最もよく見かけるのは白い花の中心部が黄色の「日本水仙」(画像)。 スイセンは地中海沿岸が原産で、平安末期に中…