冬になると、サクラソウ科のマンリョウの深緑の葉に赤い実が目立ちますが、センリョウとは異なり葉の下に実をつけます。7月頃に目立たない白い花が咲き、晩秋から冬にかけて実が熟します。
マンリョウの基本種は赤い実をつけますが、白い実のシロミノマンリョウ(白実万両、画像)、黄実のキミノマンリョウ(黄実万両)などもあります。赤い実は寒さが深まるにつれ、赤さと光沢を増します(画像)。縁起を担いで紅白のマンリョウを併せて植栽することもしばしばあります。
センリョウ科のセンリョウは「仙寥花(センリョウカ)」と呼ばれていましたが、見た目の似ている万両(マンリョウ)よりも実のつき方がまばらなため、「千両」になったと言われています。確かにマンリョウの実の方が派手です。一方、マンリョウの別名は「カラタチバナ」で、ヤブコウジと同じサクラソウ科。
*最後の画像がセンリョウの実



(センリョウ)