センリョウの赤い実

 センリョウはセンリョウ科の常緑低木で、江戸時代までは「仙寥花(センリョウカ)」と呼ばれていました。見た目の似ている万両(マンリョウ)よりも実つきがまばらなので、千両になったと言われています。樹高は50~80cmほどで、縁にギザギザのある濃い葉っぱを1年中茂らせます。

 センリョウは10~2月頃に真っ赤な実をつけます。実が黄色いセンリョウは「キミノセンリョウ」。一方、マンリョウはカラタチバナヤブコウジと同じ仲間で、サクラソウ科。センリョウとマンリョウはよく混同されますが、センリョウの実は葉の上に、マンリョウの実は葉の下にできます。

 寒波で雪が降り続くと聞けば、寒風の中のセンリョウより、白い雪の中にセンリョウを置きたくなります。

*赤い実を 雪降る中に 置いてみる

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