ヘビイチゴの花と実

 今の食用イチゴはどれもとてもおいしいが、昔と変わらないのがヘビイチゴナワシロイチゴのような野生のイチゴ。野生のヘビイチゴは湾岸地域のどこでも目にすることができる。その別名は「毒苺」だが、毒はない。

 ヘビイチゴは日本中にあり、茎は地面を張って大きな株になる。花は2月の終わりには咲いていて、その黄色はカタバミの花の黄色と張り合っている(画像)。その花より小さな実が熟すのは6~8月だが、今年も既に実が熟し出している。実は生食可能だが、甘みはない。緑の中でその丸い赤色は妙に目立つ。

*「野苺」はバラ科キイチゴ属に分類される植物(木苺)のうち、山野に野生しているもので、「ヘビイチゴ」はその代表的なもの

カタバミヘビイチゴ