ゴードニア・ラシアンサス(Gordonia lasianthus)

 このところ街中のサザンカが赤い花をつけ始めた。たき火など見ることができなくなった昨今だが、サザンカはあちこちで花をつけている。ツバキの花はまだでも、カンツバキ(寒椿、ツバキとサザンカの交雑種)は花をつけ出している。
 タイワンツバキ(Gordonia axillaris)は中国南部からインドシナ半島、それに台湾に分布し、高さは15メートルくらいに葉は光沢のある濃緑色の長円形で、わずかに鋸歯があり、10月から2月頃まで、真っ白な花を咲かせる。
 ツバキ科ゴードニア属のゴードニア・ラシアンサス(画像)も北アメリカ原産の常緑高木で、ツバキに似た白花を多数咲かせる。白い美しい花を次から次へと一日交替でつける。ナツツバキ(シャラの木)に似た花を咲かせるので、別名が「ジョウリョクシャラ(常緑沙羅)」。何とも平凡でいただけない命名なのだが、確かにその通りで、例えば「冬椿」よりましだろう。三菱1号館美術館美術館の前の歩道に植えられているのがこのゴードニア・ラシアンサス。

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ゴードニア・ラシアンサス

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ゴードニア・ラシアンサス

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サザンカ

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カンツバキ