ユリの代表と言えば園芸種のカサブランカが思い浮かぶ。カサブランカは初夏に大輪の花を咲かせ、絢爛豪華な花と香りを楽しむことができる。純白のカサブランカに対し、黄色の色が入ったのがイエローカサブランカで、やはり香りが良く、とても豪華な花をつける。イエローカサブランカは「コンカドール」と呼ばれている。
ヤマユリとその花について述べたばかりだが、そのヤマユリから生まれたコンカドールをヤマユリと比べてみてほしい(コンカドールの画像は一昨年のもの)。コンカドールの花を見た際、「近くで見ると、花の大きさに圧倒されるだけでなく、強い香りにも驚く。これだけ視覚的、嗅覚的に強烈な花は滅多になく、呆れてしまうほどである。兎に角、すべてが大袈裟で、歌舞伎に似合う花とでも言えばよいのだろうか。」と述べたが、ヤマユリの印象ととてもよく似ている。
*最初の二枚の画像がコンカドール、残りの二枚がヤマユリ