ユリの白い花

 ヨーロッパでは長い間マドンナリリーのことを「白いユリ」と呼んでいました。日本から「鉄砲ユリ」がヨーロッパに渡ると、白いテッポウユリとそれまでの「白いユリ」を区別するために「マドンナリリー」と呼ばれるようになりました。

 マドンナリリーは古くから聖母マリアの象徴とされ、教会花として用いられていました。 そのため、バチカン市国の国花となっています。日本に自生するテッポウユリに近い仲間で、和名はニワシロユリ(庭白百合)。「カサブランカ」は1980年代に登場した大輪の白いユリです。

*画像のユリをどのように呼ぶか、私にはとても悩ましい問題です。それにしても日本には自生するユリが多い。