ヤマホタルブクロの花

 ヤマホタルブクロ(山蛍袋)は日本原産で、本州の関東、中部、近畿地方に分布するホタルブクロの変種です。基本種であるホタルブクロは中国やロシアにも分布します。子供達がこの花の中にホタルを入れて遊んだことから、ホタルブクロの名前がついたと言われますが、花の形を提灯に見立てた、火垂袋(ほたるぶくろ)説の方が有力です。

 ホタルブクロとヤマホタルブクロの違いは、花の付け根の萼片(がくへん)の形にあります。ホタルブクロの萼片の間には付属体が付いていますが、ヤマホタルブクロには付属体が無く、小さく膨らむだけです(画像からヤマホタルブクロと推測できます)。

*学名から「カンパニョラ」とも呼ばれ、花の内側を見たいという私の気持ちを示す画像は常態では見られないものです。