キンポウゲ科のラナンキュラス(Ranunculus asiaticus)は中近東、東地中海沿岸原産の半耐寒性球根植物。和名はキンポウゲ(金鳳花)やハナキンポウゲ(花金鳳花)。草丈は20~60cmで、黄、赤、桃色、白、橙色、青紫色と豊富な花色で、花径10~15cmの大きな花を咲かせます。花弁は八重咲きのアネモネに似ています。
ラナンキュラスは幾重にも重なった、明るい花弁が魅力的な秋植え球根です。最近は花の色や形が改良され、香りのよい品種が数多くつくり出されています。そのラナンキュラスの花が今年も道端の花壇に咲き出し、その再会にほっとした気持ちです。なんとも見事な色と形で、暫し見惚れてしまいます。
アネモネに似て、ラナンキュロスの花姿態は人を惹きつけます。現在「ラナンキュラス」と呼ばれているものは、中近東からヨーロッパ南東部にかけての地中海性気候の地域に分布するラナンキュラス・アシアティクスを中心に改良された園芸品種で、花色が豊富で、八重咲きもあり、大きな花はボリュームたっぷりで、葉はキクの葉に似ています。日本には明治時代に入ってきました。
*画像は「小春びより」と呼ばれる園芸種で、名前通りに11月から咲いています。