ウマノアシガタの花

 ウマノアシガタは日本の広い範囲に分布するキンポウゲ科多年草で、湾岸地域でも見つけることができます(画像)。晩春から初夏にかけて咲く花は輝くような黄色です。

 花は枝先に一輪ずつ咲き、5枚の花弁を持つのが普通ですが、中には八重咲きのものがあり、これを園芸用に改良したのがキンポウゲ(金鳳花)です。ウマノアシガタよりキンポウゲの方が、この光り輝く花のイメージによく合っています。花弁に光沢があるのがこの仲間の特徴です。

 別名はコマノアシガタ(駒の足形)、イヌノアシガタ(犬の足形)、オコリオトシ(瘧落とし)などで、名前の由来は根もとから出る根生葉の形が「馬の足形」に見えることによるとされているのですが、実際はあまり似ていません。葉や茎には有毒成分が含まれ、人によっては葉や茎の汁に触れると皮膚がかぶれることがあります。

*ハナキンポウゲは園芸ではラナンキュラスと呼ばれています。最後の画像のラナンキュラス ラックスとウマノアシガタの黄色の輝きを見比べてみて下さい。