シバザクラの花模様

 シバザクラ(芝桜、Phlox subulata)はハナシノブ科の多年草。その別名はハナツメクサ(花詰草、花爪草)。春にサクラに似た形の淡桃、赤、薄紫、あるいは白色の花を咲かせます。葉形や匍匐性などから「芝桜」と名付けられました。シバザクラは北アメリカ原産の多年草です。「桜」という名前がついていることが示すように、花の形や色などはサクラの花によく似ています。ただ、サクラがバラ科であるのに対し、シバザクラはハナシノブ科の植物です。

 今年の湾岸地域はソメイヨシノがようやく満開で、オオシマザクラの開花の方が早かったのですが、桜の樹の花が咲き出す前に咲いていたのが、地上のシバザクラで、色んな花模様、花色を見ることができました。その名前も凝っていて、例えば、タマノナガレ、オータムローズスカーレットフレーム等々です。画像はそのほんの一部に過ぎませんが、目を凝らすなら、何とも見事な花模様で、つい見惚れてしまいます。シバザクラは、茎はまるで芝のように広がり、一面に花を咲かせる様子は、花の絨毯のようで圧巻です。