ディエテス・ビコロル再訪(2)

 ディエテス・ビコレルは6枚の花被(かひ)からなります。花被は萼が花弁の色と区別がつかない場合に双方を合わせて指す用語です。萼が変化した3枚の外側の花被は大きく、中央に斑(ふ)とトサカ状の突起があります。このような花の画像はディエテス・ビコロル再訪(1)を再訪してみて下さい。

 ディエテスには根茎があり、高さは45~60センチ程になります。葉は革質で細長く束生し、目立つ中肋(ちゅうろく、葉の中央を縦に通っている太い葉脈)があります。細長い剣状の葉が束生した根生葉(地上茎の基部についた葉のことで、地中の根から葉が生じているように見える)の間から花をつけます。

*常緑のアヤメのポピュラーな例はシャガです(画像)