シナワスレナグサのピンクの花

 ムラサキ科のシナワスレナグサ支那勿忘草)はワスレナグサによく似た花を咲かせますが、株がやや大型になり、花茎も切花に使えるほど伸びます。花は星型で美しい青色が普通ですが、それをあえてピンク色にしたのがピンクのシナワスレナグサで、シノグロッサム・アマビレ(Cynoglossum amabile)と呼ばれ、中国南西部に分布する2年草です。5mmほどの花は、碧色を基本に白、ピンク、紫の花色がありますが、このピンクもは幅広いグラディエーションをなしています。

 英語名でChinese forget-me-notの他に、「中国の犬の舌 (Chinese hound's tongue )」と呼ばれますが、学名の Cynoglossum がギリシャ語の kyon(犬)+glossa(舌)を語源としているためです。

*最後の画像がワスレナグサ

ワスレナグサ