春の香り

 芳香の三花となれば、春のジンチョウゲ沈丁花)、夏のクチナシ(梔子)、秋のキンモクセイ金木犀)。そのジンチョウゲがあちこちで咲き、香りが漂っています。ジンチョウゲの花は筒状をした萼の先端が4裂したもので、萼の色(つまり、花色)は内側が白く、外側は紅紫色です。また、花色が内も外も白花の園芸品種シロバナジンチョウゲもあります(画像は両方のジンチョウゲ)。

 ジンチョウゲの香りは「沈香(じんこう)」に似ていて、葉の形が「丁子」という植物に似ているところから、「沈丁花」になりました。遠くにいても匂ってきます。