ハボタンの葉

 ハボタンはアブラナ科多年草で、キャベツやブロッコリーの仲間。冬になり、寒くなると、葉が色づき、今あちこちでその葉を楽しむことができます。名前の由来は葉を牡丹に見立てたことから(今なら「はだりあ」かも知れません)。ハボタンはヨーロッパ原産で、江戸時代に食用として渡来しました。その後は観賞用として改良されてきた古典的な観葉植物です。

 かつては冬枯れの庭に彩りを添えてくれる数少ない貴重な素材として大株を花壇や鉢に植えて楽しんでいました。でも、次第に小型化が進み、今では小さく仕立てられたものが主流になっています。ハボタンはキャベツの仲間ですから、食べることができますが、食用には適していないようです。キャベツの値段が高騰していて、ハボタンもつい食べたくなります。でも、残念ながら食べたことがない私にはその味は未知です。