アリウム・トリケトラム(Allium triquetrum)の花

 アリウム・トリケトラムは地中海沿岸地方に分布するヒガンバナ科ネギ属の多年草で、和名はミツカドネギ(三角葱)。その名前の通り、ネギやニラの仲間で、釣り鐘形の小さな白い花を咲かせる多年草です。花茎の断面が三角形であることからその名がつきました。全草が食用になります。球根はピクルスなどに、葉や花はサラダや炒めものなどに使われます。

 現在はイギリス、ニュージーランド、オーストラリア、南北アメリカなど、世界各地で帰化しています。ミツカドネギの花期は4月~5月で、道端で偶然その花を見つけました(画像)。葉の中から伸ばした花茎の先に花を付け、数輪の花をまとまって咲かせます。