エゴマの花

 シソには品種が多く、それらの総称が「広義のシソ」で、食用にする葉の色により赤ジソと青ジソがあり、大葉は青ジソの別名。そして、エゴマは青ジソ(青紫蘇)と同種の変種。大葉はシソ科シソ属の一年草、名前の通りシソの仲間で、特に緑色のものを指す。大葉は青紫蘇を食用として使用するときだけ使われ、アオジソ(青紫蘇)の葉の部分のこと。

 私はと言えば、シソは紫色で、梅干しのシソとしっかり結びついていて、大葉は未だに馴染めない名前である。子供の頃はエゴマも知らなかった。エゴマもシソ科シソ属の一年草で、日本でも紀元前から栽培されていた。会津地方では食べると10年長生きするとして「じゅうねん」という名で呼ばれている。

 姿かたちはシソに似ているエゴマの葉はごま油のような香りと味をもつ。葉の形はシソに比べてやや丸みをおび、縁が細かくギザギザしている(画像)。エゴマの原産地は東南アジア、シソは中国。エゴマの草丈は100~250cmほどで、シソは70cm~80cmほどと違いがある。

エゴマの花期は夏から10月頃となっているが、画像は現在のもの