不安の中のバラの花

 画像のバラの花を見ながら、予兆や予想をもつ人がいるだろう。例えば、世は危うく、壊れること必定だと思うかもしれない。そして、それが現実に起きたとき、かつて平安末期の先人たちは新しい宗教を生み出した。残酷で、悲惨な世界からの救いをかつて先人たちは新宗教という形で生み出し、それによって多くの人たちが救われた。

 特定の宗教を原理とした政治は失敗を重ねてきたにも関わらず、いまだに人は宗教を武器にするという習慣から抜け出すことができない。では、上記の新宗教は奇跡だったのか。奇跡だったとしても、すぐに政治に飲み込まれてしまったのだが…

 戦争から何を取り除けば、戦争でなくなるのか。少なくても宗教を取り除くことを最初にすべきなのだが、それさえできないのが人の社会で、私たちは不安に囲まれながら、戦争は自業自得だと諦めているのだろう…