ハッサクの花

 ハッサク(八朔)の木は樹高3m〜7m程になるミカン科の常緑小高木です。果実を食用とする柑橘類の一種です。ハッサクの花は5月〜6月頃、強い香りがする5弁の花を咲かせます。花は白色で、中央には筒状に合体した多数の雄しべが目立ちます(画像)。

 ハッサクは冬に収穫し、1、2か月寝かせて酸を抜いてから出荷します。外果皮や内果皮は食用とせず、果肉を主に生食します。あっさりした酸味が好まれます。

 最後の画像はハッサクの横のポンカンの花で、ハッサクに比べると随分と小振りです。ポンカンはインド原産の柑橘で、中国から台湾を経て明治29年に渡来しました。

ポンカン