ヒマラヤユキノシタが花をつけ出す

 ヒマラヤユキノシタは早春にピンクの花を咲かせるのだが、既に咲き出している。ヒマラヤユキノシタユキノシタ科の多年草で、草丈は20〜40cm、常緑性で冬でも緑色の葉姿を楽しむことができる。原産地は東アジア〜中央アジア。寒さに強いことを示す「ヒマラヤユキノシタ」という名前は、学名のベルゲニア・ストラケイ(Bergenia stracheyi)に和名としてつけた名前が一般化したもの。現在は交配種も含めてベルゲニア属全体がヒマラヤユキノシタと呼ばれている。それにしても、「ヒマラヤユキノシタ」は夢のある名前である。

 ヒマラヤユキノシタは明治時代に日本に渡来した。花は5~6枚の花弁を持ち、雄しべは10~12個、雌しべは1個で柱頭が2~3裂し、花色も赤から白まで幅がある(画像)。